DEVELOPMENT

技術開発

技術開発

社会ニーズへの対応と組合員の技術力の一層の向上を目指して、種々の技術開発に取組んでおります。
定例の技術委員会で組合員に情報提供するほか、各種のワーキンググループを設置し、技術的な課題を検討し、生コン技術大会などで成果を発表しています。

技術委員会ワーキンググループ

カーボンプールコンクリートR&D(Research and Development)ワーキンググループ開く
主査:船尾 孝好
骨材の品質確保および安定調達ワーキンググループ開く
主査:庄野 功
近年、骨材製造業者の設備トラブルにより、骨材の供給がストップするという事象が発生した。また、生コンの特需がある地域では、骨材が安定的に供給されないという声も上がっている。
さらに、砕石・砕砂の使用が主流になってからは、骨材の品質特性と考えられるようなポンプ閉塞も目立つようになり、より一層、品質管理を徹底しなければならない状況である。
大阪兵庫工組では、この状況を鑑み、骨材の品質の維持・向上、安定的な調達および骨材資源の有効利用を目的としたWG活動を実施している。
2021年度は各地域における骨材の状況を把握するため、供給者側(骨材業者)、使用者側(生コン工場)双方にアンケートを実施し、結果の取り纏めを行なっている。
マイクロバブルを用いたコンクリートの調査研究ワーキンググループ開く
主査:尾崎 圭司
マイクロバブル水を使用した場合のコンクリートの各性状確認及び製造設備の維持管理の普及促進できるように基礎的な調査・研究を目的としたWG活動を実施している。
i-Construction実現ワーキンググループ開く
主査:栗延 正成
大阪兵庫工組および加盟工場が、日常業務を省力化および簡略化できるように取り組む。
委員に女性も参画し、女性が参入しやすい業界にする。
JCI近畿支部で設置している試験省力化委員会と連携し、試験器具の軽量化および小型化に向けた調査および実験を実施している。
普通コンクリートにおけるスランプフロー配合の調査・研究ワーキンググループ開く
主査:西 晶弘
旧WG(増粘剤一液型混和剤を使用したコンクリートの調査・研究)の実験結果を基に、大阪広域協組の配合検討委員会及び、JCIの高流動性コンクリートの実用性促進に関する研究委員会と連携し、組合員工場の使用材料で製造した普通強度領域におけるスランプフローで管理するコンクリートの各種性能試験に取り組み、調査・研究を目的とした活動を行っている。
コンクリート舗装の調査及び普及促進ワーキンググループ開く
主査:岩本 浩二
国土交通省近畿地方整備局、大阪府・兵庫県・各市町村などの自治体、NEXCO西日本、阪神高速道路など道路発注者へ、コンクリート舗装の需要推進を目的に活動を行う。
スラグ細骨材の活用に関する調査研究ワーキンググループ開く
主査:安田 慎吾
東京理科大学 今本教授の指導のもと、銅スラグだけでなく他スラグにも展開して実験を積み重ねる。
リサイクル検討ワーキンググループ開く
主査:船尾 孝好
残コン・戻りコンおよびプラント・アジテータ車の洗浄によって発生する回収骨材は、JIS A 5308では適切に管理することによって、新骨材に対してA法で5%、B法で20%の置換がJIS A 5308で認められている。しかし、大阪兵庫工組の加盟工場では1工場も回収骨材を標準化しておらず、そのほとんどが産業廃棄物として処分されている。
 当WGでは、回収骨材だけでなく、残コン・戻りコンを工場で固化し破砕したRC材をJISにとらわれることなく、回収骨材やRC材を骨材として全量使用する、リサイクル生コンクリートの開発、製造プロセスの構築および事業スキームの提案を活動目的としている。

活動終了したワーキンググループ

暑中コンクリート調査研究ワーキンググループ開く
旧WG(土木配合暑中コンクリートの調査研究)では土木工事向けの生コンについて主に検討しJCIのガイドライン作成に協力した。
スラッジ水活用促進ワーキンググループ開く
回収水(スラッジ)使用管理マニュアル及び支援ソフトを作成・開発し、工組員へスラッジ水活用の普及に努めました。また、各種性状確認実験(固形分率の変化等)の実施、日常管理方法の研究を行い、結果について生コン技術大会、コンクリートテクノ誌に発表・投稿を行いました。
強度比による一元管理ワーキンググループ開く
JISQ1011付属書Aに規定する製造工程の管理のうち、強度の管理について検討し、呼び強度が異なるものを含む管理方法として呼び強度比による一元管理の手法をまとめ、マニュアルを作成しました。第17回生コン技術大会(2013年)で発表し、その後、弊工業組合の組合員工場18工場においてシミュレーションを行いました。その結果を基に、第18回生コン技術大会(2015年)で、強度比による工程管理の有効性について発表しました。
単位水量の日常管理改善ワーキンググループ開く
高周波加熱法(電子レンジ法)による標準化指針案を作成し、コンクリートテクノ誌2010年11月号に掲載発表しました。
ひびわれ変形性状の把握ワーキンググループ開く
全生連技術委員会が全国の工業組合を対象に行った調査では、当工組から全国最多となる107もの乾燥収縮データを提供し、業界のデータ蓄積に協力することができました。
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